2015年8月15日(土) 平和を実現する

 おはようございます。仙台教会の風間義信です。
 今日は8月15日、終戦記念日です。ちょうど70年前の戦争で多くの方が亡くなりました。今の時代の平和は、その上に成り立っていることを決して忘れてはなりません。

 イエス・キリストは、「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」と言われました。これは、「平和をつくる者は幸いです」と言ってもよいものです。なぜなら、平和は、実現されるものであり、作られるものだからです。そのままじっと黙っていて訪れるのではなく、それでは作られていきません。
 そこで大切なことは、壊れた関係を修復すると言っても良いでしょう。なぜなら、それだけこの世の中は、いろいろな人間関係の修復が必要だからです。

 でも、人間関係が壊れているのは、単に仲が悪い、性格が合わないからというのではありません。もっと根本的なこととして、神との関係が壊れてしまっているからです。すべての人間関係の修復の土台にあるのは、その神との関係の修復です。
 イエス・キリストは、十字架にかかって神と私たちとの関係を修復してくださいました。それが御自身の十字架の死によって、神に対する私たちの罪を赦してくださったということです。こうして神との平和な関係がもたらされ、そこから人との平和を作ることができるようにしてくださいました。

 神に赦されていることを知らされる時、この神の愛に満たされて、人との平和が築かれていきます。ここを出発点とするからこそ、本当の意味で、平和を実現していくことができるのです。