2014年2月22日(土)聞くということ

 いかがお過ごしですか。北中山教会の坂本紀夫です。
 忙しい現代人にとって、「聞く」ということは忍耐のいることかもしれません。
 しかし、誰もが、自分の語ることを聞いてほしい!
 そんな思いを抱いているのではないでしょうか。

 ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの「モモ」という作品はそんなわたしたちに多くのことを教えてくれます。
 主人公のモモは「聞くことの名人」です。
 モモに話を聞いてもらっていると、急に目の前が開け、勇気が出てきます。希望と明るさが湧いてきます。ちっぽけな自分が、大切な存在だと思えてくるのです。

 イエス・キリストは人の声を聞いてくださるお方でした。
 わたしたち一人ひとりの声を、注意深く聞いてくださるのです。
 イエス・キリストは一人ひとりの必要を知り、本当の求めを知って心の内に秘めた苦しみ、悩みを癒すことの出来るお方なのです。

 聖書の言葉
 「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」ローマの信徒への手紙10章17節。