2014年1月25日(土)永遠の命を与えるパン
おはようございます。盛岡教会の久保田証一です。
イエス・キリストは多くの奇跡をなさいました。その中に、五つのパンと二匹の魚を何千人もの人々に分け与えたという奇跡があります。人々は満腹し、驚き、イエス様を自分たちの王様に担ぎあげようとしたほどでした。そしてイエス様の後を追って探し求める人たちがいました。そんな人々にイエス様は言われました。「あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ。」ヨハネによる福音書6章26節の御言葉です。
しるしというのは、イエス様が本当の神の御子であり、世の救い主であることを示す出来事のことです。しかし、多くの人々は奇跡を行なって満腹させてくれたことを喜んでいただけでした。いくら奇跡を見ても、その意味を悟れなかったのです。
わたしたちにとって、毎日の食事は大切なもので、これもまた神様の恵みですから、感謝していただくものです。しかし、それはこの世でだけ役立つものです。
イエス様は先ほどの御言葉に続いて言われました。「朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい」(同27節)。毎日の食事そのものは、永遠の命までは与えてくれません。けれども、イエス・キリストという方は、わたしたちに永遠の命を与えてくださる命のパンなのです。