2013年9月28日(土)キリスト者の国籍

 おはようございます。お元気ですか。石巻教会の白津景蔵です。
 しばらく前、わたしの家に一通の懐かしい手紙が舞い込んできました。それもそのはず、その手紙には「中学時代の最後の最後の同級会開催のご案内」とあり、手紙を読んだ途端、わたしの心はあっという間にタイムスリップして、忘却のかなたへ過ぎ去った五十数年前の反抗期の長かった一少年の姿に戻っていました。それは同時に、多感な時期に過ごした第二の故郷に対する望郷の念に通じる胸が熱くなる、理屈抜きの想いでもありました。

 さて、私たちは年輪を刻むに従って、老後のことや迫りくる死について否応なく向き合い、考えさせられますね。聖書は、「わたしたちの本国は天にあります。」(フィリピ3:20)と記しています。前の口語訳聖書では、「本国」というところが「国籍」という訳になっていました。わたしたちの国籍は天にあるというのであります。別な言い方をしますと、イエス・キリストを自分の魂の救い主と信じて受け入れている者の戸籍は、天にしっかりとあるんだというのです。是非あなたもやがて救いの戸籍に名前がしっかりと記されて、永遠に神と共に天において憩われますようにと切に祈るものです。