2013年8月3日(土)平和のろば
おはようございます。仙台カナン教会の國安光です。
あなたは世の中にどんなリーダーを求められるでしょうか?最近、書店に行きますと、リーダーの資質というような本をよく目にします。そこに置かれる書物を見ますと、ほとんど、強くて、富があって、戦いに勝てる、そういうリーダーを描いています。
その昔、ユダヤの国は混迷の中にありました。国が政治的、経済的不安を抱える中で、国民は勇ましく、武力と権力によって国を治め、また外国をも説き伏せて、救いをもたらしてくれる王様を待ち望んでいました。この状況はどこか今のわたしたちの世の中と似ているかもしれません。
しかし神様がお与えになられた王様は、国民が待ち望んでいたような王様ではありませんでした。神様がお与えになられましたのは、神様と人、人と人との間に平和を築いてくださる救い主イエス・キリストです。
都エルサレムに入場するという大変重要な場面があります。王様ならきっと戦いに行ける大きな、たくましい馬に乗ってくるだろうと多くの人は想像したでしょう。ところが、イエス・キリストは、小さな子ろばに乗ってこられたのです。イエス・キリストが子ろばを選ばれたことに、真の平和が象徴されています。