2013年6月1日(土)救いを実現させる神

 いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
 世の中にはどうしてそうなのか、わからないことがたくさんあります。しかし、仕組みが分からなくても、必ずそうなるということを知ってさえいれば役に立つことがたくさんあります。

 あるとき、イエス・キリストは、こんなことをおっしゃいました。神の国というのは蒔かれた種が成長するようなものだ、と。
 当時の農夫にとって、蒔いた種がどうして芽を出し、育っていくのか、分かりませんでした。しかし、どうして、ということが分からなくても、時が来れば芽を出し、茎が伸び、やがて実を結んで収穫の時が訪れます。農夫にとって大切なことは、農作物の成長を気長に待つことです。

 イエス・キリストは救いの実現もこれと同じだとおっしゃるのです。仕組みが分からなくても、必ず救いは実現し、その時がやってくるのです。農夫が収穫の時期を早めることができないように、救いも時が来るのを忍耐強く待つことが大切です。

 今朝の言葉…「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない」マルコによる福音書4章26節27節