2013年3月9日(土)見極めるか、従うか

 おはようございます。盛岡教会の久保田証一です。
 はじめに神様の御言葉をお読みします。「神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。」旧約聖書、コヘレトの言葉3章11節です。

 わたしたちは、人は死んだらどうなるのかとか、あの世はあるのかと考えます。それは神様が与えてくださった心の働きです。この世には人間の悪意や悪行が横行しています。自然災害もあります。それらが入り混じっていますので、神様の直接の御心がよくわからない場合もあるのです。
 ですから、神様のなさる業をわたしたちが全て見極めることはできないとも言われるわけです。神様のなさることを見極めて、それが適切かどうかを判定するのは、わたしたちに許されてはいないのです。

 では、わたしたちはどうすればよいのでしょう。神様のお考えや、なさることを全部見極めることはできないけれども、わたしたちはどのようにこの世で生きるのがよいのか、これは聖書を通して示されています。それは十戒に代表されているように、神様を愛し、隣人を愛しなさいという戒めに示されています。また、神様の遣わされた救い主イエス・キリストを信じて互いに愛し合いなさい、と勧められています。これを聞いて従うなら、本当の幸いにあずかれるのです。