2013年1月26日(土)ケセン語と草鞋の紐っこ

 被災地の皆さん。神様に忘れられていません。おはようございます。免許センターに近い仙台めぐみ教会の魚本です。

 ケセン語と草鞋の紐っこ

 大船渡の山浦医師のケセン語訳聖書は個人訳ですが、その朗読を聞くと心が温まります。
 伊達政宗の家臣支倉常長が乗った船に、キリストを世に紹介した方、バプテスマの聖ヨハネの名前が付けられたのです。サン・ファン・バウティスタ号です。

 ヨハネによる福音書1章に洗礼者ヨハネのへりくだりの心が示されています。
 「その履物のひもを解く資格もない」(1:27)は、こう訳されています。
 「俺なんとはァ、その方の草鞋の紐っこォ 解いで上げ申す値打ちも ねァ。」

 つまり、キリストが今から2000年前、初めてのクリスマスの時、へりくだって赤ちゃんとして生まれましたが、その前から造り主でした。ですから、イエスはさらにこう紹介されています。
 「人ォ 導く 神様の律法(おきて)ァ、モーセェ 通すて授けられ、神様の 優しい親切ど、人ォ 幸せにする 本当の道ァ ヤソ・キリストによって顕現(あら)わされだ。」(1:17)

 「誰も未 神様ァ 姿ァ 見だ者ァ ねァ。 神様の一人息子ァ それェ 見せでけだ。この人ごそァ お父様の胸の思いだ。神様ァ お姿 そのものだ。」(1:18)

 今日、わたしたちに清い神様の前にへりくだりと信仰が与えられますように。ありがとうございます。