2012年11月17日(土)揺るがない絶対の信頼の祈り

 おはようございます。お変わりございませんか?石巻教会の白津景蔵です。
 現代社会に於ける犯罪の中で親がわが子を殺し、子がわが親を殺すという大きな問題が後を絶ちません。人間の歴史を振り返るとその例を挙げるまでもないほどです。

 旧約聖書詩編62編をみると、ダビデという人は愛する我が息子のアブサロムに反逆され、命を付け狙われていたとき、次のようにうたいました。「わたしの魂は沈黙して、ただ神に向かう。神にわたしの救いはある」(:2)、「神にのみ、わたしは希望をおいている」(:6)、「神こそ、わたしの岩、わたしの救い、砦の塔。わたしは決して動揺しない」(:3)、とダビデは人生の苦境の中に立たされていたにもかかわらず、神に対する揺るがぬ全幅の絶対の信頼の心をうたい、信仰の告白を鮮明になし続けたのです。

 その信仰告白は、溢れる神への感謝の祈りを伴ったものでもありました。ダビデは詩編62編9節で、「民よ、どのような時にも神に信頼し、御前に心を注ぎ出せ。神はわたしたちの避けどころ」と語り、どのような状況や境遇に置かれてもひたすら神に祈れとすすめています。
 最後に、あなたとご家族が神を唯一の避けどころとする幸いな道を歩まれるようにと祈るものです。