2012年9月29日(土)目には見えなくても

 おはようございます。お元気ですか。仙台カナン教会の國安です。
 わたしの大好きな作品に、作家サン=テグジュペリが書き記した「星の王子さま」という作品があります。この作品の主人公は、作品のタイトルにもなっている星の王子様です。あるとき、星の王子様はともだちのキツネにこんなことを言いました。
 「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばん大切なことは、目に見えない」
 わたしたちにとって価値あるものは大抵目に見えるものです。お金や、家や、車や、仕事はすべて目に見えるものです。けれども、本当に価値あるものは目には見えません。

 聖書にはこのようにあります。
 「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(2コリント4:18)
 わたしたちは目に見えるものに心を奪われがちです。けれども、わたしたちにとって本当に大切なことは、目には見えないものを知ること。愛や神様の存在に気付くことではないでしょうか。

 神様という方は目には見えません。けれども確かにわたしたちのすぐそばにおられます。あなたと共におられる神様が、今日一日の歩みを変わらない愛をもって包んでいてくださいますように。