2012年9月22日(土)命のパン
おはようございます。仙台カナン教会の國安です。
わたしは、かつて料理人になりたくて、イタリア料理店でアルバイトをしていたことがありました。毎日毎日、やってくるお客さんにスパゲッティーやピザを作っていました。おいしい料理を食べると、元気が出てきて笑顔になります。
わたしはお客さんが料理を食べたときの笑顔がとても好きでした。わたし自身も食べることが大好きで、東京に住んでいた頃、あちらこちらのレストランに食べ歩きをしていました。けれど、あるときわたしはお腹は満たされても、どこか満たされない部分があることに気付きました。いつも心の奥深くのどこかにぽっかりと空いた穴を持っていて、ときどきそこに通る風がわたしを不安にさせました。
そんなわたしはあるときひとつの御言葉と出会いました。
「イエスは言われた。『わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない』。」(ヨハネ6:35)
わたしの心の奥深くを満たしてくれたのは、おいしい料理ではなく、命のパンであるイエス・キリストでした。神様は、わたしたちが手を差し伸べれば、その手に命のパンを置いてくださいます。