2012年3月3日(土)人々の要求を聞き入れたピラト
お早うございます。仙台カナン教会の代理牧師の首藤です。
イエスがゴルゴダの丘で30余年の生涯を終えることになったのは、ローマの総督ピラトによって十字架に架けられたからですね。
ではなぜ、ピラトはイエスを十字架につけたのでしょうか。ユダヤの大祭司や律法学者たちはイエスをユダヤ教の法律で裁こうとしましたが、誰一人、何一つ罪を認めさせることは出来ませんでした。ユダヤ人の中にも病人を癒したり、貧しい人に希望を与えたりしたので、イエスを預言者だと思う人もいました。そこで、ユダヤの大祭司はちょうどエルサレムに来ていたローマの総督ピラトに任せて、ローマの法律で裁いてもらう方法を考えついたのです。それでローマの総督ピラトヘイエスを送り届けました。
ピラトはどう調べても罪が見つからないので一度は無実を宣告しましたが、大祭司や律法学者たちに扇動された群衆の「イエスを十字架につけろ」という叫び声に負けて、とうとうイエスを十字架につけてしまいました。
こうして、ピラトはイエスを無実の罪で十字架にかけた「生きた証人」として歴史上の人となりました。では、あなたはどういうキリストの証人になられますか。