2011年10月22日(土)神に声をかけられた人々(4)群れを愛するかと聞かれたペトロ
お変わりありませんか。仙台カナン教会の代理牧師の首藤です。
「三度目にイエスは言われた。『ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。』ペトロは、イエスが三度目も、『わたしを愛しているか』と言われたので、悲しくなった」。ヨハネ福音書21章17節の御言葉です。
誰でも、わたしこそ愛していると思っている人から「わたしを愛しているか」と三度も聞かれたらどうしますか。多分、愛していることを信じてもらえなかったと思うでしょう。もちろん、ペトロもイエスの言葉には驚き、失望したことでしょう。
だから、悩んでいるペトロをご覧になったイエスは、最後に、「わたしに従いなさい」とペトロに言われました。この言葉もペトロをいよいよ混乱させたでしょう。これは、イエスがペトロにこれからの生き方をはっきりと決断させようとされたのです。ペトロはこのイエスの言葉に忠実に従ったからこそ、力強く押し出されて、救いの福音を勇気を持って宣べ伝え始めることが出来ました。
イエスの言葉には人の心を動かし、変える力があるのです。あなたにもペトロのようにイエスの言葉、つまり、救いの恵みへの招きの声が聞こえますようにと祈ります。