2011年10月8日(土)神に声をかけられた人々(2)羊の番をしていただけのダビデ

 お元気ですか。仙台カナン教会の代理牧師の首藤です。

 サムエル記上17章14節、15節にあるお話です。ダビデの兄たちはすでに兵卒としてサウルに従って戦いに出ていたが、ダビデはまだ少年だったので、ベツレヘムで父の羊を世話していました。

 ダビデ時代の羊飼いは遊牧だったので、羊を飼う為には、草原や水飲み場を探して毎日移動するので大変な重労働でした。それだけではなく、弱い羊をねらう「獅子や熊」という外的からも守らなければなりませんでした。そのために、ダビデも少年の時から獅子や熊から羊を守るために「杖と投げ石」だけで守る経験をつんでいました。それをダビデは目には見えないけれども、神が心に働いて、守り助けてくださったと理解していたのです。ですから、ペリシテ人の巨大な軍人のゴリアテと戦うことになったとき、「この戦いは主のものだ」と確信して立ち向かえたので、ダビデは主の力で戦って勝てたのでした。

 神はご自身が声をかけられた人を必ず守り助け、導き、神と共に生きる者としてくださるのです。あなたにはまだ、主が招いておられる声が聞こえませんか。