2011年8月13日（土）二つの祈り

　いかがお過ごしですか？北中山教会の坂本紀夫です。
　祈りについて、イエスさまはこんなたとえ話をなさいました。

　ここには、二人の人が登場します。一人は、厳しい戒律を守って生活しているファリサイ人です。彼は神殿に入ると、胸を張って堂々とこんな祈りをしました。
　「私は、この徴税人のような人間でないことを感謝します。」と。
　もう一人は、徴税人です。徴税人は、金儲けのために不当な税金を取り立てていたので、人々から軽蔑されていました。彼は、神殿から遠く離れて、やっとの思いで祈りました。
　「神様、罪人のわたしを憐れんでください。」

　正しい人とは、自信たっぷりのファリサイ人の方でしょうか…？
　罪人を招き救うために来られたイエス様は、自分の罪を認め、神様の憐れみを求めたこの徴税人こそ、神の前に正しい人だと教えられたのです。

　聖書の言葉
「言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」
「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」（ルカ18:14）