2010年9月4日(土)人を真に癒す方

いかがお過ごしでしょうか。仙台教会の吉田です。
今月は、病気の話をしようと思っています。
人間は、本当にデリケートな存在だと思います。たった一度や二度体温が上がるだけでもうぐったりしたり、ちっちゃな虫歯ができただけで何も手につかないほど痛みに悩まされたり。まして、心や体の病気に苦しんでおられる方々の苦しみはいかばかりでしょう。

洋の東西を問わず、昔から病は何か悪い力や悪魔の仕業だと考えられてきました。人々は病を恐れ、そのためにお払いやらお参りやらありとあらゆる手を尽くして、病を避け、その癒しを願ってきました。これだけ科学と医学が進歩した今日でさえ、事情はあまり変わりません。しかし、そのような人々を笑う事はできないでしょう。それだけ私たちは無力な存在だからです。人間には必ず限界があるからです。

病の癒しは神から来ると、聖書は教えます。祈るにせよ、医者に行ったり薬を用いたりするにせよ、私たち人間を本当の意味でまるごと癒すことができるのは、人に心と体と命を与えてくださった創造者なる神様だけなのです。