2010年7月24日(土)罪の苦しみからの解放
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
悪いことをしたときに、まるで鉛を呑み込んだように心が重苦しくなります。そして、自分がしたその悪いことをできるだけ隠そうと努めます。しかし、隠そうとすればするほど、返って良心に苛まれ、いつも怯えていなければならなくなります。
旧約聖書の詩編には、こんな言葉があります。
「わたしは黙し続けて 絶え間ない呻きに骨まで朽ち果てました。御手は昼も夜もわたしの上に重く わたしの力は 夏の日照りにあって衰え果てました。」 詩編の32編3節と4節の言葉です。
罪を隠そうと黙り続けている間は、心に呻きが絶えません。ついには骨までも朽ち果てるほどだというのです。
そこで、この詩編の作者は意を決して、自分の罪を神に告白します。そして、その時、罪と過ちとを赦してさる神の愛に触れることができたのです。
人は罪を犯した者を赦さないということがあります。しかし、聖書の神は赦しを求めて罪を告白する者を慈しみのうちに受け入れてくださいます。聖書の神だけが罪を赦し、罪を贖う力をもっていらっしゃるからです。神は悔いた砕けた魂を決して軽んじたりはなさいません。