2010年5月8日(土)使徒ペトロの信仰
おはようございます。東仙台教会の立石 彰です。
今朝は、ルカによる福音書22章61節の御言葉をお読みいたします。
「主は振り向いてペトロを見つめられた。ペトロは、『今日、鶏が鳴く前に、あなたは三度私を知らないと言うだろう』と言われた、主の言葉を思い出した。」
誰よりもイエス様を愛していた使徒ペトロが、何度も「そんな人は知らない」と言ってイエス様との関係を否定する場面です。ペトロはイエス様が逮捕されたとき、イエス様を見捨てて逃げ出しました。しかし「イエス様を裏切りたくない。イエス様の近くにいたい」と願い、勇気を振り絞って、イエス様の裁判が行われているところに戻ってきたのです。
「イエス様に従いたい」と本気で願っているのに、それでも人の目が怖くてすぐにイエス様との関係を否定してしまう。これが私たちの本当の姿です。しかしイエス様は振り向いてペトロを見つめられました。自分でも目を逸らしたくなるような罪深い私たちに、イエス様だけは目を逸らさず、しっかりとその眼差しを向けていてくださるのです。このイエス様の眼差しの中で、ペトロはイエス様の言葉を思い出し、イエス様のもとに立ち返ることが出来ました。このイエス様の眼差しの中で、きょうもイエス様を信じて歩みましょう。