2010年4月10日(土)罪人を招かれたイエス
お早うございます。仙台教会の元牧師の須藤正治です。
今朝は、イエスによって心を変えられたマタイを見ていたファリサイ派と律法学者が、筋違いの抗議をする話から学びます。
ファリサイ派や律法学者は、イエスが神の権威をもってなされた病人の癒しや悪霊の追放を妬ましく思い、なんとかイエスをぎゃふんと言わせたいと、前々から窺っていました。そこで彼らは、イエスが徴税人仲間や罪人たちと、食事をしているのを見て、叩きのめすのには絶好のチャンスとばかり、弟子たちに食ってかかりました。「あなたの先生はどうして罪人たちと食事をするのか」と。
弟子たちもまだイエスの深いお考えが分かりませんでした。そこでイエスご自身がその抗議に対して、「医者を必要とするのは健康な人ではなく、病人である」と。さらに「私が求めるのは心からの憐れみ、隣人を労わる心、愛する思いだ」と、答えられたのです。
私たちがキリストから招かれるのはいつだかは定かでありませんが、人生の一大事に遭遇し、考えあぐねる時には決して逃げ出さないで、一人で悩まないで教会を訪ねてください。神が招かれるのは「今のあなた」だからです。