2009年7月11日(土)どん底を味わってこそ知る
お早うございます。仙台教会の元牧師の首藤正治です。
今朝はルカ福音書15章の放蕩息子が、持ち金を使い切った後どうなったのか、というお話をします。
皆様が想像されているとおり、お金を気前良く使っているときには、傍にいた大勢の友だちもやがて一人減り二人減りして、終いには一人もいなくなり、孤独と空腹が待っていました。
勿論息子も考えたでしょう。あんなに俺の金で一緒に遊んだ奴の中に一人くらい俺を助けてくれる奴がいてもよさそうにと。人は不思議なもので、金遣いの良い人には集まりますが、金遣いの悪い人には寄って来ないし、その人を見捨てます。
さらに悪い時には悪いことが重なるもので、その地方に飢饉が起こりました。どの家々も大変な事態になりましたから、余裕がなくなり、他人どころではありません。当然、働かない者やお金がない者に食べるものを恵んでくれるような慈悲深い人はいません。だから、自分のしたことを悔い改めないような人を助ける人は誰一人としていません。
あなたがこんなどん底生活に遭遇したらどうされますか。キリスト者は自分の罪を認め、神に罪の赦しを願い、悔い改めます。あなたも憐れみ深い神に祈って解決してください。