2009年5月16日(土)死の陰の谷を行くときも

いかがお過ごしでしょうか。仙台教会の吉田です。
羊というのは、他の仲間と一緒にいたがる傾向がとても強い動物と言われます。そう言えば、私たちが目にする羊もたいてい他の羊たちと一緒ですね。実際、羊は、一人ぼっちになってしまうと非常に不安になってストレスがたまるのだそうです。

みんなでいる時には元気に明るく振舞っている人も、一人ぼっちになると途端に不安になる。すぐにケータイを見たり、用もないのに電話をしたり。現代人はとても寂しがり屋の羊のようですね。
若い時だけではありません。私たちの人生には、本当に苦しみの中を一人耐えなくてはならない時があります。病気や死の恐れや、不安で胸が押しつぶされそうな時もあるのです。

「神様は羊飼い」と詩編23編は語ります。そして、こう言っています。たとい「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。」羊のようなわたしの弱さを良く御存知の神様が、いつでも共にいてくださるとはなんという幸いでしょう。
また来週まで、どんな時でも神様があなたと共にいて下さいますように。