2009年1月3日(土)救いに至る道

新年明けましておめでとうございます。石巻教会の白津景蔵です。
西洋の文化を理解しようとするならば、その背景にあるキリスト教を支える聖書の世界を知らなければならないと言われます。

知るための手段の一つとして映画があります。私は随分前、旧約聖書の出エジプト記を題材にして作られた「十戒」という映画を見て驚き感動しました。特にイスラエルの民達が約束の地をめざして歩む途中、預言者モーセの力ある奇跡の業によって真二つに分けられた紅海の水の中から現れた一筋の乾いた土地を進み、追撃するエジプトの軍勢から間一髪救われたという場面は今も記憶に生々しく焼き付いています。私は映画を見た後、いろいろと考えました。もし自分があのイスラエルの民達のように切迫した場面に遭遇したならば躊躇することなく前進できただろうかと。

しかし静かに思う時、極限の状況下で紅海の中から現れた乾いた土地は、神の救いに至る確かな希望とゆるぎない信仰の道であり、これこそが一生をかけて歩むに足るべき信仰の道だと気付かされたのです。神に望みをもち、信頼する信仰は不可能を可能にするものです。あなたは是非、御自身の人生を、神が備えたこの救いに至る道に歩ませてみては如何でしょうか。(出エジプト記14:1-3)