2008年9月6日(土)信じる強さ
おはようございます。石巻教会の白津景蔵です。
現代医学は日進月歩、目を見はる進歩を遂げ、新しい発見と成果が次々と報じられていますが、他方、大きな課題も残されています。例えば癌や一連の成人病、公害病や奇病、難病の類い、また多くの心の病等が考えられています。現代医学には限界があります。罪に死んでいる人間を神のもとに導くことは至難の業であります。聖書はただ一人キリストだけが、罪人の心を神のもとに導き、救いと安らぎを与えると教えて、キリストにおすがりしなさいとすすめています。
旧約の詩人ダビデは詩篇23編4節と6節に於て「死の陰の谷を行くときにもわたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。命のある限り恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り生涯、そこにとどまるであろう。」とうたいました。
キリスト教の歴史には迫害と弾圧がありました。多くの信仰者が、死を目の当たりにして、この詩篇23編を高らかに口ずさみました。そして、喜び勇んで殉教の死におもむき天への凱旋をしたのです。実に信仰の強さ、信じることの強さとはこのように死をも乗り越えて喜びに変えることができるところにあるのです。