2008年6月28日(土)わが神、わが神

おはようございます。札幌教会の貫洞です。
今日は、キリストの十字架の苦しみについて、お話したいと思います。イエス様が十字架にかけられてから、6時間ほど経った時のことです。すっかり十字架の上で疲れ切っていたはずのイエス様が、突然大声で叫ばれました。

「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」。これは「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ27:46)という意味です。

そんな十字架のキリストの苦しみを愚かしいものと思い、からかう者たちがいました。また、ある人々は可哀想に思いました。しかし、弟子たちは、その叫びを大切に聞きました。だから、その時の叫びそのままに「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と記録しました。キリストは、確かに苦しまれたのです。何のために? 聖書にこう教えられています。

「彼が刺し貫かれたのは、わたしたちの背きのためであり、彼が打ち砕かれたのは、わたしたちの咎のためであった。」(イザヤ書53:5)

神様に対するわたしたちの罪がどれほどのものであったとしても、キリストは確かにそのすべてを自ら背負ってくださいました。キリストはそのために確かに苦しんで、叫ばれたのです。このキリストを知るために、ぜひ礼拝においでください。