2008年2月15日(金)天国とは
おはようございます。仙台カナン教会の吉岡です。
今朝は「天国とはどんなところなのか」を考えたいと思います。天国について聖書は色々と語っていますが、マタイによる福音書20章によれば、「神の国」とは競争のない場所です。そこには気前のいい主人としての、神様がいらっしゃいます。
私は、自分のことを決して気前のいい方ではないと思っていますし、自分自身に対しての執着が強いので、他人が予想外に褒められたり、高い評価を受ける時には、思わず傷つくことがあります。なんで自分じゃないのかと、卑屈になってしまいます。それは、他人との比較で、自分の価値の高い低いを見定めてしまうからです。
けれども神様は、より多いか少ないか、良いか悪いかで計られませんし、比較などされません。神様のもとでは、背比べや、椅子取りゲームは行われません。天国では、誰もがもれなく、一番いい席に座れるのです。まったく都合がいい話しに聞こえるかも知れませんが、その通りです。実際都合がいいのです。たとえ遅れて一番最後になって天国に入った人がいたとしても、「お前は来るのが遅かったからダメだ。」とは決して神様は言われずに、歓迎してくださいます。聖書が語る天国はこういう世界です。私たちがビックリして、これでは不公平だと思ってしまうぐらい、神様は気前がいい。天国は広いのです。