2024年12月6日(金)娘よ、起きなさい

 いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。

 イエス様が、病に苦しむヤイロの娘を癒しに行く途中で、別の女性の癒しの業が成されました。その女性に、「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」(ルカ8:48)と話しておられた時に、ヤイロの家から使いの者が来て、「お嬢さんは亡くなりました。この上、先生を煩わすことはありません。」(ルカ8:49)とヤイロに伝えました。ヤイロはびっくりして、両手で顔を覆って泣き崩れたかも知れません。間に合わなかったか、と思ったでしょう。

 その知らせを共に聞いたイエス様は、ヤイロに「恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる。」(ルカ8:50)と言われました。そして一心に、ヤイロの家に向かって歩きはじめました。ヤイロの信仰を確認することもなく、イエス様が娘の死に立ち向かって行かれます。

 家に着くと、人々は娘の死を泣き悲しんでいました。イエス様は人々に、「泣くな。死んだのではない。眠っているのだ。」(ルカ8:52)と言われました。イエス様の言葉を聞いた人々は、娘が
死んだことを知っていたので、イエス様をあざ笑いました。

 しかしイエス様は、両親とペトロ、ヨハネ、ヤコブを伴い、娘の部屋に入って、娘の手を取って、「娘よ、起きなさい」(ルカ8:54)と呼びかけられました。すると、娘に霊が戻り、彼女は起き上がりました。ヤイロと妻はびっくりしました。ヤイロは、イエス様の言葉を信じて、後に着いてきましたが、イエス様の力を目の当たりにして、非常に驚きました。

 後にイエス様は、この力を用いて復活されます。その力は、わたしたちにも注がれています。イエス様は、「信じなさい」とわたしたちを招いています。イエス様を信じる者は、いつの日か与えられる自分の復活に驚くことになるでしょう。わたしたちも、「あなたも、起きなさい」との主イエス様の言葉を聞くのです。


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