2024年4月10日(水)生きる義務

 おはようございます。花見川キリスト教会の中山仰です。
 三浦綾子さんは亡くなりましたが、今もその多数の著書を通して、心打たれたり、生きる支えを得ている方もおられるでしょう。

 有名な『道ありき』の中で、父母に迷惑をかけ続けている自分に絶望している綾子さんに対して、「綾ちゃん、生きるということは、ぼくたち人間の権利ではなくて義務なのですよ。義務というのは、読んで字のとおり、ただしいつとめなのですよ。」と婚約者の前川正さんは、叱るように綾子さんに訴えます。それを聴いて綾子さんは、義務ならば苦しくても何があってもどんなことがあっても生き続けなければいけないと、考え方を換えることができたそうです。

 芸能人の自死がたびたびニュースとなって伝わってきて悲しい思いをします。日本では年間の自殺者が3万人ほどと言われています。どんな苦しみがあったかと思いますが、同時にそのように追い詰める環境や精神に対して悲しみを越えて、憤りさえ覚えます。そのような時に前川さんの信仰の背景にあった聖書の言葉は、私たちを立ち直らせてくれます。

 聖書の神は、傷ついた葦の草さえちぎってしまうことはなく、消えそうなロウソクの芯を消してしまうようなことは一切なさいません(イザヤ42:3参照)。むしろいつも側にいて助けようと待ち構えています。母親の胎内にいたときから私たち一人一人を大切に接してくださった神は、誰が何と言おうと「わたしの目にあなたは価高く、貴く、わたしはあなたを愛し」(イザヤ43:4)ていると、いつも側にいてくださいます。

 詩編を読むと随所に、神がどれほど私たちのそばにおられ、信仰者は常に主に呼ばわっていることを知ります。苦しい時にこそ、生きている神に導きを求めて祈りましょう。

 キリスト教会は、皆様の隣人として置かれています。どうか足を向けてください。


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