2024年3月29日(金)ある金曜日の話

 おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。

 金曜日は、説教の準備にとって大切な日です。それまで聖書を調べ、神学的に考えてきたことをまとめながら、説教を文章にしていきます。このように言うと、何か作文の宿題をしているようでもありますが、神さまの言葉を届ける説教は、自分の考えをまとめて作文として発表する、ということとは少し違います。

 新約聖書の時代、ある金曜日、イエスさまは死なれました(マルコ15:33-41参照)。宮清めをされるのでも、お話をされるのでもなく、香油の油注ぎを受けられるのでも、食事をしたり足を洗ったりされるのでもなく、死なれました。死んでしまったのでは、これまでのお働きもすべて無駄になったように思えます。

 しかし、そこに私たちの考えとはちがう、神さまの知恵がありました。イエスさまは、死によって、この一週間の働きを完成されたのです。罪人を救うために、身代わりとなって十字架で死んでくださることこそ、救い主としてのお働きでした。

 説教の準備にとって大切なことは、神さまの知恵にゆだねるということです。それは、自分の考えや力にたよらないということであり、ある意味で、私自身も死ぬということです。しかし、そのようにして金曜日から土曜日を過ごし、ついに日曜日に説教壇に立ったとき、私は実感します。イエスさまは今も生きておられ、イエスさまが私を通して語ってくださるということを。ぜひ、このようにして語られる説教を聞きに来てください。


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