2022年12月8日(木)イエス誕生の恵み〜へりくだり〜

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。東京都中野区にあります江古田教会の浅野正紀です。
 今月は、イエスの誕生をお祝いするクリスマスがやってきます。イエスの誕生は、私たちにとって大きな恵みです。今日も、イエス誕生の恵みについて、聖書の言葉に共に聞きましょう。

 フィリピの信徒への手紙2章6節から8節です。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」

 イエスは、「神の独り子」でありながら、自分を無にして、私たちと同じ人間として、この世に生まれてくださいました。「神の独り子」が人間として生まれたことは、それだけで十分、神のへりくだりを示しています。

 ところが、イエスが十字架にかかって死ぬことによって、これ以上ないほどにはっきりと、神のへりくだりが示されました。神のへりくだりという出来事は、大きな恵みであり、ただ驚きでしかありません。

 イエスは、神の前でへりくだって、従順に歩むことを通して、神がどれだけあなたを愛しているかを示してくださいました。神は、イエスを通して、あなたのところまで来てくださいました。これが、恵み深いイエス誕生の出来事です。