2021年9月13日(月)福音を信じる

 ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
 キリスト教の教えを「福音」と呼びます。福音というのは、良い知らせという意味です。英語では、グッド・ニュース(good news)です。たとえば国同士が戦争をしているとき、戦場から使いのものがやってきて、「我が軍が勝って、戦争が終わった」という知らせが届きます。その知らせを聞いてみんな喜び、平和な生活を味わうようになります。聖書にある原語の「福音」という言葉は、もともとそういうことでした。

 ところが「そんな知らせは信じられない」と言って、まだ戦争をしているはずだと思い続けるなら、戦争が終わったということがその人の現実になりません。現実には終わっているのに、その人にとっては、まだ戦争のもとにある生活のままになってしまいます。

 昔、旧日本軍の小野田少尉という軍人が、フィリピンのルバング島で、戦後30年ほどたって発見されたことがありました。その人は戦争が終わったという知らせが入っても、敵のデマだと思い、ずっと隠れてゲリラ活動を続けていたのです。「戦争が終わった」という知らせを信じることができませんでした。それで、30年間「平和」は小野田少尉には現実になりませんでした。

 聖書で語られている福音、よい知らせも、それを信じなければその人の現実になりません。しかし、信じて受け入れるならば、その人の現実になります。これは思い込みではありません。グッド・ニュース、良い知らせなのです。それを信じるかどうかなのです。


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