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ガラテヤ1章
「絶えざる不断の悔い改めを」


キリストの恵みへ招いてくださった方から、あなたがたが…、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています。
(ガラテヤ 1章6節)

 今はローマ・カトリック教会とプロテスタント教会の戦いなどはなく、両教会で協力して聖書翻訳をする時代です。しかし、宗教改革はルターやカルヴァンの宗教改革運動だけではありません。宗教改革は歴史のある時期の出来事ではありません。いつも私たちは信仰と生活を問い直し、改革され続けていくのです。

 宗教は必ず腐敗します。世の権威に媚びへつらい、権威の上にアグラをかき、律法主義に陥り、間違った方向に走り出す危険性を持っています。パウロは「キリストの恵みへ招いてくださった方から、あなたがたがこんなにも早く離れて、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています」と記します。ガラテヤ教会では、伝道開始直後から多くの人が「ほかの福音に乗り換えよう」とする事態が起こりました。ガラテヤ教会はパウロの第二次伝道旅行の際に建てられた教会ですが、数年の間に大きく変質したのです。

 キリスト教は聖書の宗教です。いつの時代であっても、聖書に立ち戻って神の言葉を聞き直していく。これが宗教改革です。聖書に立ち戻って、信仰と教会の在り方を問い直し改革していくのです。宗教改革は永遠の課題です。ルターが「絶えざる不断の悔い改め」を語る理由です。

 

 【祈り】

 主イエスよ。古いしがらみに捕らわれることなく、御言葉に新しく聞き直す勇気をお与えください。

望月 明

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