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民数記23章
「獅子のように身を起こし立ち上がれ」


見よ、祝福の命令をわたしは受けた。
神の祝福されたものを
わたしが取り消すことはできない。
(民数記 23章20節)

 「人間に頼るのをやめよ、鼻で息をしているだけの者に」とイザヤ書2章22節は私たちに教えています。

 さて、バラムは超一流の占い師として頼られる人でした。しかし、彼も鼻で息をしているだけの者に過ぎません。彼に賭けたモアブの王バラクの期待は裏切られるばかりです。

 バラムは、一回目の託宣を述べて言いました。「神が呪いをかけぬものに、どうしてわたしが呪いをかけられよう」。さらに二回目の託宣では、イスラエルが立ち上がる雄獅子にたとえられています(23章24節)。これほどに力を与えられ祝福されているのなら、もはや向かうところ敵なしです。それでもバラクは三度目の託宣を求めるのでした。

 さて、この23章から私たちは何を学び取ったらよいのでしょうか。第一に、人に頼ってはならないということです。第二に、取り消されることのない主の祝福の約束に信頼するということです。御民イスラエルは、荒れ野の40年の間、主に逆らい通しでした(申9章7節)。それでも、バラムを用いて主が告げられるのは、御民に対する祝福の約束でした。

 私たちも祝福を受継ぐために召されました(1ペト3章9節)。それゆえ、私たちも立ち上がる獅子たちなのです。

 

 【祈り】

 主よ、あなたの祝福の約束を感謝します。私たちも力を得て進む者としてください。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)

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