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エレミヤ17章
「人間ではなく神に信頼する」


祝福されよ、主に信頼する人は。
主がその人のよりどころとなられる。
彼は水のほとりに植えられた木。
(エレミヤ 17章7節~8節)

 捕囚の裁きを知らされたエレミヤは、預言者の務めに苦悩しながらも、神の真実な言葉を語り続けました。

 ここには2種類の人間が対比されています。人間に信頼を置く者と、主なる神に信頼を置く者です。ユダの民は、神の代わりに、偽りの神々と軍事同盟に信頼を置いていたため、不毛の地となり、実を結びませんでした。「恵みの雨を見ることなく、人の住めない不毛の地」(6節)となってしまったのです。これは、イスラエルの不信仰の結果でした。

 これとは対照的に、主に信頼を置く者は、「水のほとりに植えられた木」(8節)のように繁る、と言われています。なぜなら、神こそが生ける水の源だからです。

 ここに示されるように、主に信頼を置く人は、たっぷりと水を与えられた木のように、危機においても力があり、たとえ暑さが襲っても必ず実を結びます。つまり、神に信頼して心を明け渡す人からは希望が失われることがないのです。これが信仰者の姿です。

 人の心はとらえ難く病んでいて、罪を重ね、滅びをその身に招いています。けれども、人の心をすべてご存じの主に心を開いて、イエス・キリストによる贖いを受け止める人からは希望が失われることがありません。

 

 【祈り】

 神よ、わたしの心を究め、あなたからの祝福をたっぷりと受け止められるように導いてください。

金原 堅二(滋賀摂理教会)

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