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出エジプト39章
「私たちの「祭服」を作る」


モーセがそのすべての仕事を見たところ、彼らは主が命じられたとおり、そのとおり行っていたので、モーセは彼らを祝福した。
(出エジプト 39章43節)

 すでに28章で「祭服」が作られていたはずのアロンは、32章で「金の子牛」を鋳造した張本人となり、神に嘘をつきさえしましたが、34章「戒めの再授与」をへて、改めて「祭服」を作ってもらいます。それは、かつての罪に再び陥ることなく、これからは「主がモーセに命じられたとおりに仕えるため」(26節)の、身を引き締める正装となりました。それによって神の幕屋は完成されるのです。

 神が豊かにご臨在くださる幕屋として、自分の生き方全体への見晴らしを得る。その中に「きょう」という日が神への献げ物としてあります。それは幕屋を形づくる一つ一つの調度品、小さな一つ一つの手のわざとしてあります。日々の手のわざを主への献げ物として「進んで心からする」という「知恵を心に授けられた」とき、私たちの毎日の生活と「そのすべての仕事」が祝福され、輝いてきます(43節)。そのような一週間の生活そのものが、宝石を散りばめられて織りなされたアロンの祭服です。

 散りばめられた宝石は12個、つまり神の民を表す数です(14節)。私たちは神の民の一員に加えられている喜びを胸に、この祭服を着て礼拝に集うのです。

 

 【祈り】

  毎日の生活とすべての仕事を祝福してくださっている主よ、感謝と喜びの祭服を身に着けて次の礼拝に集うことができますように。

赤石 純也(伊丹教会)

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