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出エジプト27章
「暗闇の中でも神は共にいてくださる」


あなたはイスラエルの人々に命じて、オリーブを砕いて取った純粋の油をともし火に用いるために持って来させ、常夜灯にともさせなさい。
(出エジプト 27章20節)

 27章では、幕屋の庭と祭壇の作り方が記されます。祭壇は犠牲の動物を献げるための場所で、その四隅に角を設置するよう指示されました。角は神の力強さの象徴と考えられます。当時、罪を犯した者は天幕に逃げ込み、祭壇の角にしがみつきました。神に必死で助けを求めたのです。角は神から祝福をいただくための格闘の道具と言えます。

 20節からは、垂れ幕の手前に置く常夜灯についての指示です。いつまで続くか分からない荒れ野での旅の間、イスラエルの民は心細さを感じたことでしょう。暗闇が支配する夜はなおさらだったのではないでしょうか。私たちにも、先の見えない不安や怖れが夜には一層大きくなる、という経験があります。そのような中で、神はともし火を常夜灯としてともさせなさい、と命じられました。これを「代々にわたって守るべき不変の定め」とまでおっしゃるのです。

 ともし火が照らし出すのは、幕屋全体です。絶えることなく燃え続けるともし火は、どんな暗闇の中でも神がいつも共におられること、そして神に助けを求めて祈るとき、必ず救い出してくださることを思い起こさせてくれます。そのことを決して忘れないよう心を留めるようにと神は促しておられるのです。

 

 【祈り】

 あなたは救い主として共にいてくださいますから、真実にあなたを祈り求める者とならせてください。

未定

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