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2コリント10章
「私たちの戦いの武器は神由来の力」


わたしたちの戦いの武器は肉のものではなく、神に由来する力であって要塞も破壊するに足ります。
(2コリント 10章4節)

 おそらくパウロほど多くの非難を受けた人もいないでしょう。パウロが非難された理由は福音を伝えようとする彼の情熱のためでした。1節を見ると、パウロは「あなたがたの間で面と向かっては弱腰だ」と思われていたことが分かります。パウロはコリント教会の信徒たちの前で、権威的ではなく、優しく柔和に行動したようです。しかし、そのような姿が弱く無気力だと言われる原因になったのです。10節によると、「手紙は重々しく力強いが、実際に会ってみると弱々しい人で、話もつまらない」と批判する者たちがいました。

 パウロは彼らの誹謗中傷に対して意外な言葉で対応します。3節で「肉において歩んでいますが、肉に従って戦うのではありません」と言います。むしろ自分の武器は「神に由来する力であって要塞も破壊するに足ります」と言います。それは神の強い力を意味します。パウロは弱そうに見えますが、パウロの武器は肉体的な力ではなく、神の霊的な力です。その力は強い。すべての理論を打ち砕き、神の知識に逆らうあらゆる高慢を打ち倒し、あらゆる思惑をとりこにしてキリストに従わせます。

 その力が自分を誇るためではなく、主を誇るためにパウロに与えられました。この力をもって、私たちも成長することができるよう祈りましょう。

 

 【祈り】

 肉の力ではなく、神に由来する力に頼る私たちへと導いてください。

崔 宰鉉(高松東教会)

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