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1ヨハネ4章
「霊によって公にキリストを言い表す」


イエス・キリストが肉となって来られたということを公に言い表す霊は、すべて神から出たものです。
(1ヨハネ 4章2節)

 ヨハネの手紙一は、後半に入って特に「公に言い表す」(2、3、15節)こと、「信じる」(1、16節、5章1、5、10、13節)ことが繰り返して語られています。これらの言葉によって、私たちがイエス・キリストがまことの神でありつつまことの人であると、正しく信仰を言い表すこと、告白することが強調されています。しかし、そのような告白、また信じることが、私たちにどうしてできるのでしょうか。それは「神から出た霊」によって可能とされることだとヨハネは語っています。つまり、信仰の告白も信じることも神ご自身の御業です。

 ローマの信徒への手紙10章9節には、「口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです」とあります。主イエスが肉となって来られたからこそ、死者の中からの復活が起こりました。そのことを信じ、イエスを主と告白したのは、ほかでもない「わたし」がしたことですが、そこに「神から出た霊」が働いてくださったからこそ告白できました。それを神はわたしがしたこととして喜んで受け入れてくださいます。イエスを主と告白するのは、まさにわたしの喜びであり、神の喜びです。

 

 【祈り】

 イエスを主と告白する信仰を与えられ、あなたからの霊により確かなものとしてくださったことを感謝します。

風間 義信(仙台教会)

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