>>HOME

>> 聖書日課一覧へ

<< 2023年12月27日(水) >>

創世記48章
「ヨセフに対するヤコブの配慮」


「わたしはラケルを、エフラト、つまり今のベツレヘムへ向かう道のほとりに葬った。」
(創世記 48章7節)

 ヤコブの死期が近づいたときのことです。ヨセフは二人の息子マナセとエフライムを連れてヤコブを見舞いました。ヤコブは神に祝福されて子孫の繁栄と土地取得の約束を与えられたことをヨセフに語りました。そして、ヨセフの二人の子をヤコブの養子とすることを伝えました。

 それは、将来、約束の土地をヨセフの子らに与えるためです。そのところでヤコブはヨセフの母であるラケルの埋葬地に言及します。その場所は、今のベツレヘムへ向かう道のほとりでした。なぜ、ヤコブはラケルの死と埋葬地をヨセフと息子たちに語ったのでしょうか。愛する妻との別れはヤコブにとっては、忘れることのできない悲しみであったのでしょう。しかし、神はラケルの子であるヨセフを祝福し苦難の中でもエジプトの宰相へと導き、ヤコブとの再会の恵みを与えてくださいました。ヤコブは、ヨセフの二人の息子を養子にして、労苦したヨセフに2倍の祝福を与えました。彼らは、後に部族となって、約束の土地を受け継ぎます。こうして、ヤコブに受け継がれた子孫の繁栄と土地の取得の約束が彼の息子たちへと引き継がれていきます。

 それは、その約束の土地に諸国の民を祝福に招く救い主を遣わすためなのです。

 

 【祈り】

 主なる神様。主イエスによりわたしたちと共にいてくださり感謝します。主の御名により祈ります。アーメン

小峯 明(船橋高根教会)

<< 2023年12月27日(水) >>

>> 聖書日課一覧へ


ふくいんのなみ 2024