初めに言があった、言は神であった | ヨハネによる福音書 1章1-18節

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ヨハネによる福音書 1章1-18節

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 1章1節

初めに言があった、言は神であった

ヨハネによる福音書の冒頭の「初めに」は、創世記の冒頭の「初めに」を思い起こさせます。「初めに、神は天地を創造された」(創1章1節)。ヨハネは、「初めに言があった。言は神と共にあった」と語ります。「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」とあり(14節)、この「言」は主イエス・キリストを指しています。

キリストは、私たちに語りかけるお方です。私たちはキリストを通して、生けるまことの神を知ることができます。「万物は言によって成った」とあり(3節)、この世界はキリストによって造られました(コロ1章16節を参照)。ですから、この世界は神を啓示していて、この世界はキリストの語りかけです。「天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す。…その響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう」(詩19編2、5節)。私たち信仰者は、宇宙と自然を通して神の存在と神の素晴らしさを知ることができます。

「言」であるキリストは、私たちと同じ人間になられました(14節)。キリストはこの世に来られ、十字架の御業によって神の深い愛を示してくださいました。今や十字架の福音が私たちに告げ知らされています。キリストが、今も私たちに語りかけてくださっているのです。

【祈り】

主よ、キリストの御声を聞いて、あなたの愛を知り、あなたを賛美することができますように。

李 東隼(和歌山伝道所)