信仰によって忍耐すべき時に忍耐する | ヘブライ人への手紙 10章32節-11章3節

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ヘブライ人への手紙 10章32節-11章3節

自分の確信を捨ててはいけません。この確信には大きな報いがあります。神の御心を行って約束されたものを受けるためには、忍耐が必要なのです。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 10章35節~36節

信仰によって忍耐すべき時に忍耐する

新年おめでとうございます。

自分の「確信」とは、直訳すると「大胆さ」です。迫害下で信仰生活を続けるとは、大胆な生き方です。困難に直面しても、大胆に立ち向かう者には「大きな報い」が備えられています。

昨日学んだ奪われない霊の財産とは、約束です。日々の糧を含む地上での守り、天上での祝福、永遠の命、終末の救いの完成などです。それらの約束の成就が、報いです。約束を受けた者は、「神の御心を行」い、「約束されたものを受け」取ります。

そのために必要なことは、忍耐です。「忍耐が必要」と聞くと、多くの人はしんどいなぁと思います。しかし、本書の読者は、迫害下にあって、忍耐することしかできませんでした。彼らからすれば、本日のメッセージは、今は忍耐していたらよいのだ、という慰めと励ましの知らせです。また、大胆に立ち向かうとは、むやみやたらに蛮勇を奮うことではありません。忍耐すべき時に腰を据えて忍耐できるのは、大胆さの表れであり、信仰の立派な証しです。

神は忍耐できる恵みを与えた上でさらに、忍耐した者を「よく頑張ったね」と労い、報いてくださいます。忍耐を強いられても、価値ある苦しみには報いがあります。私たちはそのことを弁えて、この一年を歩みます。

【祈り】

神よ、新しい年の歩みを祝福してください。今年、信仰によって、忍耐できますように。

岩崎 謙