聖霊の風よ希望の灯を燃やしたまえ | 使徒言行録 2章

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使徒言行録 2章

五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 2章1節~2節

聖霊の風よ希望の灯を燃やしたまえ

ペンテコステは、キリストの教会の誕生日です。私たちにとっての洗礼記念日ともよく似た、大切なメモリアルです。あの日、まさに教会そのものが聖霊による洗礼を授けられました(使徒1章5節)。そしてそれは、弟子たちが聖霊によって心を燃やされた日でありました。あの弱虫だったペトロが堂々と、復活のイエス・キリストにある救いを人びとに証ししたことに代表されるように、弟子たちはみんな心燃やされて、外の世界に飛び出していきました。

あの日、弟子たちは心を合わせて祈っていました。暗く沈んでいたわけではありません。すでにしっかりと主イエスの復活を知っていたからです。それゆえ、希望の火はもう確かに心の中に灯っていました。しかし、まだそれは大きく燃え広がる炎にはなっていませんでした。希望の火を大きくしたのは、聖霊の風です。

私たちの心の中にも、すでに復活の希望の灯があるはずです。それはまだあまりに小さくて、自分でも見失いそうになっているかもしれません。しかし、これは決して消えない火です。私たちが見失おうが見落とそうが見損なおうが、復活の希望の灯は決して消えません。天からの風が吹くなら、それは大きな炎となって世界の絶望を焼き尽くします。

【祈り】

今私たちも心を合わせて祈ります。聖霊の風を送ってください。すべての聖徒らの心を燃やしてください。

坂井 孝宏(湘南恩寵教会)