心をかたくなにしてはならない | 歴代誌下 25章

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歴代誌下 25章

主はそのアマツヤに対して怒りに燃え、預言者を遣わされ…言った。「あなたの手から自分の民を救えなかった神々を、どうしてあなたは求めるのか。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 25章15節

心をかたくなにしてはならない

箴言6章に、主が「心からいとわれるものが七つある」と列挙されているものがあります(16~19節)。その第一に挙げられているのが「驕り高ぶる目」です。

アマツヤ王は、嘆かわしいことにこの驕り高ぶる目の持ち主でした。彼は預言者に言い放ちます。「お前を王の顧問にした覚えはない。もうよい。打ち殺されてもよいのか」。そして、何の力もないエドム人の神々の前にひれ伏すことをやめなかったのです。このように、驕り高ぶる目は人の判断をすっかり狂わせてしまいます。イスラエルの王ヨアシュの忠告を無視して無謀な戦いを仕掛け、そして、惨敗したのもそのせいでした。

憐れみ深い主は、この惨敗の後、なお15年以上アマツヤの命を永らえさせ、悔い改めの時を備えてくださいました。しかし、アマツヤ王は悔い改めることをしなかったのです。そして、父王と同じく家臣たちによって殺害されるのでした。

主の御前にふさわしいものは何でしょうか。それは、砕かれた悔いた心であり、主の教えを喜びとする柔らかな心です。そして主イエスは、信じる一人ひとりにその心を与えてくださっています。

【祈り】

主よ。傲慢の罪から私たちをお守りくださり、へりくだった心であなたに喜び仕える者としてください。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)