ソロモンに主の働きを見た女王 | 歴代誌下 9章

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歴代誌下 9章

「あなたを王位につけられたあなたの神、主のための王とすることをお望みになったあなたの神、主はたたえられますように。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 9章8節

ソロモンに主の働きを見た女王

ソロモンの名声はイスラエルの周辺国にまで広まり、シェバの女王がソロモンに会いに来ました。女王は難問をぶつけますが、ソロモンはすべてに解答します。女王はソロモンの知恵に感心しつつもソロモンという一人の人間への賞賛で終わらせませんでした。女王はソロモンを「主のための王」と呼び、ソロモンを王位につけた主なる神への賛美を口にします。さらに女王は「あなたの神はイスラエルを愛して、とこしえに続くものとし、あなたをその上に王として立て、公正と正義を行わせられるからです」と述べ、主がソロモンに生きて働いておられることを認めたのです。

新約の時代に、神の力を示す奇跡的なしるしを求めた人びとに対して、キリストは、よこしまで神に背いた時代の者たちにはヨナのしるしのほか与えられないと戒める一方、主を認めたシェバの女王を評価されました(マタ12章42節)。このキリストは、ヨナのしるしが指し示す十字架と復活によって、神の力を十全に表してくださいました。

私たちはキリストの御言葉と御業を知る中で、天の父なる神がキリストを通して働かれることを悟ります。そして、キリストをソロモンにまさって公正と正義を行わせるために神が立てた王と認めるよう導かれます。

【祈り】

世の人びとがキリストを、天の父なる神から送られた救い主、まことの王と認めることができますように。

吉田 崇(吉原富士見伝道所)