ルカによる福音書 7章
使いに行った人たちが家に帰ってみると、その部下は元気になっていた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 7章10節
キリストの権威ある言葉
小宮山 裕一(網島教会)
使いに行った人たちが家に帰ってみると、その部下は元気になっていた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 7章10節
小宮山 裕一(網島教会)
2023年1月の聖書日課をまとめて表示します。
「ルカによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
小宮山 裕一が担当した聖書日課をまとめて表示します。
6章20節から始まった平地の説教の後には、権威者としてのキリストの姿が描かれます。権威とは上に立つ力です。そして、究極的な権威は神にのみ帰されます。この権威をルカは百人隊長のエピソードで語ります。
彼は軍人でした。そのことから彼が権威を重んじる者であることがわかります。そんな彼の部下が病で瀕死状態になったのです。なんとか助けたい。でもどうすることもできない。その時に、この町にイエスというお方がいることを知りました。百人隊長はこのお方だったら何とかしてくださるに違いないと考えました。しかし、自分はローマ人です。そこで彼は、知り合いのユダヤ人に仲介をお願いします。こうして主イエスが向かわれたのです。
ところが、その道中、この百人隊長はさらに友達を使いにやって主イエスに伝えました。ご足労には及びません、ただ言葉だけで十分です、と。
キリストはこの百人隊長をお褒めになりました。キリストの言葉に信頼したからです。このお方の力をもってすればわざわざ来ていただく必要すらない。これがキリストの権威です。力なのです。このキリストの権威ある言葉に耳を傾けましょう。
【祈り】
主よ、権威あるあなたの言葉によって、このわたしを縛るものからの解放を与えてください。アーメン