キリストの御業の目撃者 | ルカによる福音書 5章

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ルカによる福音書 5章

すると、イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 5章10節

キリストの御業の目撃者

主イエスの周りに人が集まってきました。群衆が多かったので、主イエスは湖上からお語りになろうと思い立ち、漁師たちに船を出すようにお願いします。この時に声をかけたのがシモン(後のペトロ)です。

話が終わったとき、主イエスはペトロに沖にこぎ出すように命じます。漁をするようにというのです。ペトロたちは夜通し漁をしていましたがその日は何もとれずじまい。それでも先生がおっしゃるのだから、と半信半疑で網を投げた。その結果、網にはたくさんの魚がかかります。船は沈みそうになるほどです。

魚がたくさんとれて、喜ぶかと思いきや、ペトロは恐ろしくなりました。自分の目の前にいる方は、ただ者ではない。自然をも司るお方。それは神です。その神が自分の前におられる。この時、ペトロが感じたのは、主の前にふさわしくない自分です。罪がある。神の大いなる恵みを前にしての恐れです。

そのようなペトロに対して主イエスはなおもご自分のもとに招かれます。ペトロが罪人であることも、不十分なこともわかっている。それでも、ペトロを主イエスは愛していた。このお方の愛は罪の赦しを含みます。罪人を罪の赦しへと招いてくださるのです。キリストはあなたを罪の赦しへと招いておられるのです。

【祈り】

主よ、このわたしの罪を赦してくださり、感謝します。

小宮山 裕一(網島教会)