正しく悩むすべを身に着ける | 詩編 84編

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詩編 84編

いかに幸いなことでしょう
あなたによって勇気を出し
心に広い道を見ている人は。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 84編6節

正しく悩むすべを身に着ける

コラの子の詩と言われています。そうであれば彼らは、主なる神に反抗した父たちの恐ろしい最後を目撃しています(民数記16章)。大地に飲み込まれ、火に焼かれたのです。嘆きの谷、死の陰の谷です。

それだけに、詩人は魂がやつれてしまうほど、主の庭で過ごす一日、つまり主日礼拝の恵みを慕い求めます。

主を求める人にも、「まさか、なぜ、今、このわたしに!」という暗黒を歩まされるときがあります。そればかりか、人生から悩みはなくなりません。だからこそ、どのようなときでも逃避するのではなく、この詩人のように正しく悩むすべを身に着けたいと思います。

主イエスは、あなたの心に神に至る広い道、祈りの道を開通させてくださいました(6節)。主イエスとの交わりの中で、主と共に悩みましょう。主のご苦難と、わたしの苦難とを重ねて、主が共にいてくださると気づけば勇気が湧くはずです。その人は、死臭漂う嘆きの谷を、神の命の泉の湧くところに変えてしまえるのです。

悩むたびに、「大丈夫!」と魂に言い聞かせましょう。

【祈り】

今朝、教会とわたしの心に泉をわかせてください。

相馬 伸郎(名古屋岩の上教会)