犠牲を出して主に立ち帰り | 士師記 20章

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士師記 20章

イスラエルの人々は皆、そのすべての軍団と共にベテルに上って行き、主の御前に座り込んで泣いた。その日、彼らは夕方まで断食し、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物を主の御前にささげた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 士師記 20章26節

犠牲を出して主に立ち帰り

イスラエルがベニヤミン族による非道の責任を問いただすと、ベニヤミン族は反発し、神の民同士の内戦が始まってしまいます。イスラエルの方が兵の数は多かったのに、一度目二度目とイスラエルが敗れ、何万人もの犠牲者が出てしまいます。三度目の戦いにあたり、イスラエルは断食し、献げ物をしました。これは自分たちの罪を主の前に悔い改め、神の御心にこそ従うという姿勢の表れでした。そして、自分たちが多数だとおごることなく慎重な姿勢で戦い、イスラエルはようやく戦いに勝利することができました。

この出来事に、「それぞれ自分の目に正しいとすることを行う」ことが当たり前だった人々を立ち帰らせようとする主の計らいをみることができます。罪深い人間は、自分中心の生き方がいかにひどい犠牲をもたらすのかを突き付けられないと、目が覚めないのです。

神は罪深い私たちのため、独り子イエス・キリストを世に送り、罪を犯されなかったお方を十字架で犠牲になさいました。神の言葉と聖霊によりキリストの犠牲が示されるとき、私たちは悔い改めへと導かれます。

吉田 崇(吉原富士見伝道所)