絶大な神の力 | エフェソの信徒への手紙 1章

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エフェソの信徒への手紙 1章

また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、…あらゆる名の上に置かれました。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エフェソの信徒への手紙 1章19節~21節

絶大な神の力

エフェソの信徒への手紙は、教会についての教えがまとまって記されている手紙です。イエス・キリストの使徒パウロは、1章で、キリストにある永遠の選びについて記します。それも神をほめたたえる文脈において記します。

教会(エクレシア)は、「召し出された者たちの集い」の意味ですが、その召しは、神のキリストにある選びに基づくものです。神は、天地創造の前から、キリストにおいて御自分の民を選んでくださいました。ですから、イエス・キリストを信じる私たちは、神の選びの民であり、神の恵みによって救われた者たちであると考えてよいのです。私たちは、御国を受け継ぐための保証として聖霊を与えられ、「イエス・キリストは主である」と大胆に告白し、神の栄光をたたえる者たちとされています。

今日の御言葉は、その私たちに対して、キリストに働いた神の絶大な力が働いてくださったことを教えています。私たちがキリストを信じ、霊的に生きる者となることができたのは、キリストを復活させ、天へと上げられた絶大な神の力のお働きによることなのです。

村田 寿和(羽生栄光教会)