ウエストミンスター小教理問答の学び 第107問

第107問 主の祈りの結び

問: 主の祈りの結びは、私たちに何を教えていますか。

答: (「国とちからと栄えとは、限りなく、なんじのものなればなり、アーメン」という)主の祈りの結びが私たちに教えている事は、私たちが、祈祷における励ましを神だけから受けるということ、また祈祷において、神に国と力と栄光とを帰して神を賛美することです。また、自分の願いと聞かれる確信とを証言して、私たちは「アーメン」と言うのです。


聖書にはない結びの言葉


 結びの言葉は、聖書(マタイ6:9-13)にはありません。しかし、教会は古くから結びの言葉をつけ加えて祈ってきました。内容的に、この結びの言葉は主の祈りを損なうものではなく、むしろ、主の祈りの趣旨を汲み取った教会の正しい応答の言葉だと言えます。

信頼と賛美


 「国と力と栄えとは限りなくなんじのものなればなり」は二つの趣旨を含んでいます。
(1) 信頼: 国(神の国=すでに始まり世の終りに完成する神のご支配)と力と栄光を神に帰して神の偉大さを告白し、自分の力や人々の力に最終的に頼らず、神にだけ信頼し、神の励ましを受けて祈ることを言い表します。

(2) 神賛美: 神に願い事を捧げる事で、私たちは、御国の進展のみならず、日々のパンも罪の赦しも試練からの救いもただ神からのみ来る、との信仰を言い表します。結びの言葉で、私たちは、そのように神にすべてを帰している事を明言して、神を賛美するのです。

アーメン


 「アーメン」は、「真実に」という意味のヘブライ語起源の言葉です。主の祈りでは二つの思いをこの言葉に込めています。
(1) 願いの真実さ: 六つの祈願全部について、真実に心から、神の栄光、御国の到来、御心の実現を願い、また、自分の霊肉の必要の満たしを神に願っている事を言い表します。

(2) 祈りが聞かれることについての確信: 「国と力と栄えとは限りなく神のものである」ということが真実であり、また神ご自身が真実であられるので、この祈りは必ず聞かれる、という確信を言い表します。
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