月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月16日(木)

ホセア6章 心からの悔い改めを

  

わたしが喜ぶのは
愛であっていけにえではなく
神を知ることであって
焼き尽くす献げ物ではない。(ホセア6:6)

 北のアッシリアの南進の危機の中で、預言者ホセアは人びとに悔い改めを呼びかけます。神は罰を与え、懲らしめます。彼らは「さあ、我々は主のもとに帰ろう」と語り、神がいやし、「3日目に立ちあがらせてくださる」と告白します。この言葉だけを見ますと、神に悔い改めを告白しているように見えます。

 しかし、「我々は主を知ろう」(3節)と語る神の力は、バアルに求めた大地を潤す春雨のことでした。彼らの神知識も、自然の恵みのような曖昧なものでした。底の浅い悔い改めを見た神は、「お前たちの愛は朝の霧、すぐに消えうせる露のようだ」と断罪されます(4節)。また、「わたしが喜ぶのは愛であっていけにえではなく、神を知ることであって焼き尽くす献げ物ではない」と語ります。

 神は真実に神のみを知ることを求めます。罪に対しては罰をもって裁かれますが、それは真実な悔い改めに導き、罪を赦す神の愛を知るためです。神を知ることは罪を赦す神の愛を知ることです。神は今も生きておられ、主イエスを通して、わたしたちも真実に神を知るようにと招いておられます。

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